第38回:霧島国際音楽祭③

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こんにちは。引き続き霧島音楽祭について綴ります。今回で音楽祭については最終章にします(笑)。
 たくさんの演奏会があった中でも、私にとって一番魅力的だったのが、コンサート形式での、オペラ『ワルキューレ』。今年はワーグナーの生誕200年記念ということで、各地でワーグナーの作品が演奏されているかと思いますが、このオペラも代表的な作品の一つで、霧島音楽祭でも演奏されました。
 字幕つきでオペラのストーリーを理解しながら、オーケストラと語り(うた)の響きを楽しむというこの感覚が忘れられません。オペラの内容も、深い熱情的な愛がうたわれており、心が引き込まれてしまいました。恥ずかしながらオペラを劇場で見たことがない私にとって、少し近い形でのオペラの生演奏に触れることができ、とても刺激的でこころを揺さぶられたのと同時にオペラを劇場で観に行きたいと思いました。

 そして霧島音楽祭での魅力は、音楽だけではありませんでした!毎日の温泉と、地元の方の支援で成り立っているランチブッフェ、最終日に行われる、フェアウェルパーティなどなど、贅沢な毎日を過ごしました。ちなみにダイエットして体重をマイナス4キロ減らしていた私は、たったこの2週間でリバウンド(笑)。それくらい毎日美味しいお料理を堪能しておりました。フェアウェルパーティでは、さまざまな楽器の方と交流することが出来、たくさんお話することが出来ました。違う楽器の方との交流は、私にとってとても貴重な機会で、普段フルートについてばかり考えて、どうしても思考が偏ってしまうこの感覚が、違う楽器の方との交流によって、視野を広げながら音楽を考えたり、楽しんだり、自分の世界が少し広がったような感覚になりました。

 この2週間は、言葉で表しきれないほど、たくさんの刺激を受け、充実した毎日でした。忙しすぎて、頭がパンクしそうになった日もありましたが、終わってみれば「充実」という言葉に変わります(笑)。この感動をなるべく長く持ち続け、これからのモチベーションにつなげていきたいと思います。幸せでした♡
 

更新:2013-08-30
慶應義塾大学 総合政策学部