第70回:ハリーポッターの世界
突然ですが、週末からイギリスに行ってきます。今回は特別な事業でも何でもなく、「世界青年の船」事業で出会った友人が何人かいるので、彼らに会いに行くのと、将来的に自分も留学先として考えているので、その下見もしようというものです。計1週間程度の、かなり短い滞在になります。
イギリスと言えば、ご存知「ハリーポッター」の映画ロケ地が多数あることでも有名です。たとえば、ホグワーツ行きの電車に乗るための「9と4分の3番線」は、ロンドンのキングズ・クロス駅にありますし、「グリンゴッツ銀行」は、実際には銀行ではなくオーストラリア大使館の建物だそうです。(ハリーポッターを読んだことのない人にとっては、何を言っているのかさっぱりだと思いますが…まあとりあえず、読んでみてください。かく言う僕も、そこまで詳しいわけではありません。)
さて、話は変わりまして、今回僕が一番行ってみたい場所というのが、「オックスフォード大学」です。イギリスには世界的に有名な(つまり最高難度の)大学がいくつもあるのですが、オックスフォードはその中でも非常に有名なもののひとつ。「海外大学なんて興味ない」という人でも、名前くらいは聞いたことがあると思います。(ちなみに、ハリーポッターに出てくる図書館や医務室は、このオックスフォード大学のものです。)
僕がいま非常勤として働いている職場の先輩のひとりが、オックスフォードの卒業生で、普段から学生時代の話を聞く度に、どんどん憧れるようになりました。講義や外部講師による講演もすごく充実しているそうなのですが、僕が何より魅力的に感じたのは、そのネットワークの凄さと面白さ。卒業生には、そうそうたるメンバーの名前が並びます。世界各国の首相はもちろん、日本の皇族、ソニーの会長、「ナルニア国ものがたり」の著者も、卒業生。ノーベル賞受賞者も多数。そんな著名人に限らず、とにかく世界中から力のある人材が集まってきます。何を学ぶかより、そんな凄いメンバーに囲まれて過ごしたい。それだけでも、貴重すぎる経験だと思うのです。
とは言え、夢ばかり見ていても始まりません。まずはこの目で、その世界を見てきたいと思います。また、人づてに現地の面白そうな人を何人か紹介してもらい、すでに会う約束を取りつけてあるので、そうした新たな出会いからも、いろいろなものを吸収してこようと思います。
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅