第69回:量が質に変わる

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大学生活、最後の春学期が終わりました。今年は震災の影響もあってスタートが遅れた分、いつも以上に慌ただしく過ぎていった気がします。

先日、今学期最後の研究会にて、ゲストとしてたまたまいらっしゃっていた方がこんな話をされていました。
「量が質に変わる」
最初から質を求めるのではなく、とにかく量を出すことを意識する。そうすれば、質は自然とついてくるはず。
どこかで同じようなニュアンスの言葉を耳にした気がして、Google先生に伺ってみると、やはりありました。

『ある陶芸クラスでのこと,最初の授業において,教師は生徒をふたつのグループに分けた。一方のグループは作品の「量」によって評価を行うとし,もう一方のグループは作品の「質」によって評価を行うとした。
「量」グループの生徒たちは,提出した作品の量のみによって評価が下される。作品の総重量が50ポンドに達していたらA評価,40ポンド台ならB評価,というように。それに対して「質」グループの生徒たちは,たったひとつの最高の作品を提出すればいい。その作品の出来に対して評価が下される。
授業が終わり,少し奇妙な事実が判明した。最も高い質を持つものは,すべて「量」グループから提出されたものだったのだ。』
(出典「Art & Fear」 David Bayles, 2001)

難しく考えず、まずは手を動かしてみる。キレイにまとめようとせず、アウトプットを出しまくる。いたってシンプルなことなのですが、僕は結構苦手です。何をするにも、「いかに効率よくするか」を考えてしまう。特に今学期は、新しく始めた仕事や活動など、多くのことを同時に〈こなす〉ので手一杯になってしまい、ひとつひとつの向き合い方が甘くなってしまいました。来学期(大学生活最後の学期)はこの反省を生かして、がむしゃらにやっていきたいと思います。量が質に変わると、信じて。

更新:2011-07-30
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅