第85回:卒業後について悩む(その2)
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自分のまわりには「休学」している友人がそれなりにいるのも、自分が入社時期を半年遅らせようと考える、大きな理由である気がします。
「休む」という言葉が使われているくらいなので、正直以前は休学に対してあまり良いイメージを持っていませんでした。足踏みをするような、まわりから遅れを取るような、そんな印象を勝手に持っていたのです。
ただ、実際に休学している友人たちの様子を見ていたり、話を聞いたりすると、皆それぞれ時間の使い方を考え、思い思いに過ごしていて、とても生き生きしていました。世界一周する人もいれば、山奥の温泉旅館で仲居として働く人もいて。自分が本当にやりたいことと、正面から向き合って、どうにかしてやり遂げようとする。彼ら・彼女らの姿から、多くの刺激を受けてきました。
(面と向かって言ったことはたぶんないけれど、内心「かっこいいな」って、どれだけ思ったことか。)
つい先日、IT業界で働く先輩と話していて、この入社時期問題(?)について相談したところ、こんな言葉をもらいました。
「半年の遅れが本当に取り戻せないものなら、一年上の先輩社員は絶対に抜けないってことになるよね。でも実際には、一年どころか、三〜四年上の先輩社員を追い抜いてしまうことだってある。結局はその人次第だし、むしろ半年の間に、あとから抜くための準備をしておいた方がよっぽどいい。」
半年や一年の遅れなんて、たしかにあって無いようなもの。抜くこともあれば、あとから入ってきた後輩に抜かれることだって十分にありえる。
ここでビビってたら何も始まらないし、半年遅らせるのは「将来の自分への投資」だと考えて、こうなったらとことん使いきってやろうと思います。(まずは希望が通るように祈らないと…。)
更新:2011-11-21
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅