第113回:新たなスタート

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いよいよ明日から、社会人になる。一緒に卒業した友人たちから遅れること3ヶ月。「待ちに待った」というか「ついにやってきてしまった」というか。入社が迫ってくるにつれて不安も期待も大きくなってきたけれど、いまはやっぱり、楽しみな気持ちの方が大きい。

学生時代にやってきたこと、学んできたこと、見てきた世界。自分なりにいろんな経験をしてきたつもりでも、社会人の世界に一歩入ってしまえば、そんなの「ほとんどゼロ」に等しいわけで。(これは一足先に社会人になったまわりの友人たちも、常々口にしている)。もちろん、自分がこれまでに積み上げてきたものに「まったく意味が無い」なんてことはないと思う。ただ、ビジネスの第一線で対等に渡り合って、自分だけの価値を生み出せるようなスキルや能力は、少なくともいまの自分にはない。厳しいけど、これが現実。だから、いままでの経験に頼るよりはむしろ、きれいさっぱり、ゼロから新しいスタートを切るくらいの気持ちでやりたいと思う。泥臭くても、ほかの人の何倍時間がかかっても、毎日ひとつひとつを全力でやりきることくらいしか、いまの自分にできることはないから。そして願わくは、その中のふとした瞬間に、これまで積み重ねてきたことが少しずつ、何らかの形で生きてくればいいなあと思う。いまはまだ、そこまで贅沢なことを考えていられる余裕はないけれど。

「SFCでよかった」「世界船に参加できてよかった」…etc.
働き始めてもそんな風に思えるよう、過去の自分に後悔させないよう、これからの自分が精一杯頑張ろうと思います。

最後に、この場を借りて洋々の方々に、心ばかりのお礼を。
SFCに入学してすぐの頃から、大学を卒業し、社会人になろうとしているいま現在まで、足かけ4年ものあいだ(あらためて考えてみると本当に長いですね…笑)、本当にお世話になりました。
「洋々で働けてよかった」と感じる場面が、日々の大学生活の中で本当にたくさんあり、きっとこれからも、人生の要所要所でそう感じることになると思います。こんなありきたりな表現では足りないくらい、洋々で働けたことは自分にとって、大きな大きな財産です。近いうちに恩返しができるよう、これからも精進したいと思います。
本当に、ありがとうございました。そして、これからも「洋々メンターOB」として、どうぞよろしくお願いします。(OB会、ぜひやりましょう!)

更新:2012-07-04
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅