第22回:勉強時間

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こんにちは。いよいよ年末ムードも本格的になってきましたね。
受験生的には勉強もそろそろラストスパートを迎えるところでしょうか。

僕が受験生だったのは2年前。
この時期は、慶應を受験することを決めて2ヶ月目ぐらいだったかと思います。
僕は既にAO入試にて早稲田SILSに合格が決定していました。
お金も時間もいろいろ必要だったんですが、AO入試を受けて本当によかったなと思います。
志望理由書を書くにあたって自分の夢を明らかにすることができたし、Critical Writingの対策で、
論理的な文章の構築方法を勉強することができました。
なによりも、慶應に落ちたとしても早稲田に行ける、という保険ができたのは精神的にすごい助けとなりました。

慶應の経済は、タイプBなら英語、日本史(世界史)、小論文で受験が可能です。
僕は国語がすごく苦手で、古文も漢文もまったくだめだったので国語がないのは非常に大きく、
さらに英語の比重がかなり大きいようで、なんとも僕に適した受験方法でした。
早稲田AO入試を終えてから、死ぬ気で日本史にかじりつきました。
冬休みは毎日10時間勉強を最低ラインとして、ほとんどは日本史に費やしていました。
お正月前後は少し抜けてしまいましたがね。
それでも冬休みの勉強時間は140時間ほどだったかと思います。

本来勉強というのは時間でどうこうという話ではありませんが、
少なくとも日本史といった暗記科目はある程度時間をかけるほうが良いと思います。
同じ情報量を記憶するのにも、短時間でできてしまう人、もっと時間が必要な人がいます。
すぐに覚えてしまう人は、覚える情報量をとにかく増やす。教科書の隅々まで記憶する。
いくら覚えるスピードが早くても量が増えれば必要な時間も増える。
覚えるのに時間がかかる人は、言うまでもなく、時間をかけないといけない。

そういってしまうと、結局は何事も時間が問題な気もしますがね。
多く時間を費やしたほうが良くなるに決まっている。
しかし、時間を費やしたからといって良くなるという保証もない。
10時間だらだら勉強したところで、5時間みっちりやった人に劣る場合だってありますしね。
それはある意味、「良い物は高いが、高い物が良いとは限らない」に似ていますね。

といった具合に、勉強時間の設定というは非常に難しいです。が、僕はなるべくたくさんとるほうが良いと思います。
これだけ頑張ったんだし、合格は堅いな!と思えたら勝ちです。
結局のところ、受験って頭の良さを競うというよりも精神面的な強さを競うといってもおかしくはないと思います。
受験を通して、ひと回りもふた回りも成長できると良いですね。
頑張ってください。

更新:2012-12-21 慶應義塾大学 経済学部 大塚 拓也