第26回:意見

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最近、twitterを始めました。今までさんざん馬鹿にしてたんですが、意外にも面白いツールですね!

Mixi, Facebook, Twitter,と、いろいろなSNSを利用してきて気がついたことですけど、
自分から発信する人ってごく一部なんですよね。
多くの人は基本的に自分から書き込むことはなく、ひたすら人の書き込みをチェックするだけの人。

自らあまり発信しない。それはとても日本人的なこととも思えるんですが、
実は国籍はあまり関係ないと思います。
僕はFacebook上に、留学中に知り合った友人がそこそこいますが、
彼らも全員がバンバン書き込みまくるかというとそういうわけでもなく、
一部の決まった人だけが頻繁に発信しているようです。

はっきりいって、SNSの利用なんてどうでも良いです。好きにしてくれ、といった感じですが、
現実世界ではせめて意見を言える人間が増えてほしいと僕は思っています。

バンドのリーダーを1年務めて、いろいろなところで周りの意見が必要でした。話し合いをしても、
いつも本当にごく一部の人しか意見を言わない。
しかも、そういう人はだいたいちょっと変わった意見を言う。結局、みんなが思っていることは共有されない。
いわゆるサイレントマジョリティってやつです。
これはバンドを運営していく上で非常に困りました。

リーダーとして、フォロワーの意見を引き出せないのはリーダーの責任、能力不足。
たった15人ぐらいの集団の中で意見を言えないのはフォロワーの問題。
フォロワーの問題は、組織の問題。組織の問題は、リーダーの問題。

幸か不幸か、僕は12月をもってリーダー期間は終了しました。
でも、これからもしどこかでリーダーとして周りを引っ張っていくことになったら、
いかに周りの意見を引き出せるか、そこについて考えておかないといけませんね。

素晴らしいリーダーがいれば、組織は自ずと良い方向へと向かうのだろうか。
それとも、フォロワーに左右されるのだろうか。

難しい問題だ。

更新:2013-01-25 慶應義塾大学 経済学部 大塚 拓也