第36回:小論文pt1

未分類

こんにちは。
昼間の日差しが心地よい季節になってきましたね。

さて、前回の予告通り、小論文の書き方をご紹介します。
内容に入る前に、まずはご注意です。僕がここで紹介するのはあくまでも1つの方法であり、絶対ではありません。小論文でも重視される批判的思考能力を駆使しながら読んでみてください。

まず、小論文のスタイルとして多いのは文章を読み、それに対するレスポンスを書くものです。だったら当然、まずはその文章を正確に読み解く必要があります。文章を正確に読み解くのはまた別の問題ですが、読めていない人ほどメモを全く残さない傾向にあると思います。詳しくは割愛しますが。

そして、例えば「要約しろ」という設問だったら具体例を削ぎ落として筆者の言いたいポイントを拾い上げてあげる必要がありますね。ちなみにここでのポイントとは複数形です。英語では”Thesis”という、論題、つまり何を言いたいか、ということを柱とします。そしてその柱を支える”Supporting Point(s)”があります。これらを文章から拾っていくのです。要約する能力は、論理的な文章を書く能力がないと開発できません。まずは論理的な構造に慣れ親しんでもらう必要があります。

そして、もう一つあるのが「あなたの意見を書け」といったものですね。自分で考える必要があったり、人と少し違う意見を盛り込みたかったり、いろいろと大変ですね。ある意見に賛成か、反対か、など立場を取らすものも多くあるでしょう。このとき、実際の自分は捨てたほうが良いでしょう。自分が本当にどう考えているかは置いておき、書きやすい立場から述べたほうが良いはずです。

また導入的な感じで終わってしまいますが、次回からは実際の書き方に触れて行きたいと思います。
では、また。

更新:2013-04-20 慶應義塾大学 経済学部 大塚 拓也