第35回:新学期

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いよいよ、新学期も始まりました。区切りの季節ですね。
僕は4月の一週目だけはノートが綺麗なタイプで、なかなかやる気が長続きしなかったりするんですが、皆さんはいかがでしょうか。

さて、今回のトピックは「小論文」です。
この4月からこのブログを読み始める方も中にはいらっしゃるかもしれません。そう、「受験生」のみなさん!
おそらく小論文を課す大学ってそんなにないと思うんですが、AO入試では志望理由書と名前を変えて似たような課題があったりします。
どちらも大した違いはないと僕は思っています。

突き詰めると両者とも、「考えを伝える」という共通点を持っています。
考えを伝えるっていうのは簡単なように見えて難しいものですね。実際に僕もこうやって毎週ブログを書いていますが、どうも上手く書けているようには思えません。
また、僕は洋々でAO入試の志望理由書の作成サポートなどをやらせて頂いてそろそろ2年が経ちますが、自分の考えを効果的に伝えるのに苦労している方が多いようです。

それは日本語という言語が原因かもしれません。どうも日本語の文章は「起承転結」を基本として、結論を最後に言いたがります。「落ち」ってやつですね。
だから、小説なんかはこういう形式だと面白いですね。

しかし、小論文はこういう形式で書きません。一般的には結論からドーンと書き出し、その結論に至った道筋を示してあげます。僕たち日本人はこういう文章の書き方に慣れていませんね。例えば読書感想文なんてものは誰もが書いたことがあると思いますが、「私がこの本を読んで学び得たのは以下の3点だ。友情、勇気、そして信頼だ。まず、友情〜〜」なんて書き始めたことがある人はおそらくいないかと思います。ですが、小論文ではこういった書き方が求められているのです。

そういったことを理解せず、作文のノリのまま書いてしまっている方が多く見受けられます。

上で日本語うんぬんの話をしたので勘の良い方はお気づきかもしれませんが、小論文と外国語、とりわけ英語とは深い結びつきがあります。いや、少なくとも僕はそう思っています。

ということで、次回から何回かにわけて小論文の書き方にスポットを当てていきたいと思います。興味があれば、是非チェックお願いします。
では、また。

更新:2013-04-05 慶應義塾大学 経済学部 大塚 拓也