第334回:産業別大会

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今月23日勤労感謝の日、講道館で開催された全日本産業別柔道大会に出場した。以前出場した時にも書いたが、この大会は柔道界にしてはバラエティ要素に富んだ、面白い大会である。全国の実業団柔道部の所属企業を産業別に分類して、それぞれの部から選手を出し合って12人制の団体戦を行うのである。例えば繊維チームは旭化成・東レ・テイジンなど、警備チームはアルソックやセントラル警備などでチームが組まれる。そのようにして他に、医療、電機、鉄鋼、運輸、エネルギー等々10チームが作られる。さて、我々パーク24は何チームに分類されるかというと「サービス・食品・印刷」チーム。要するに、一産業でチームが組めなかったもの同士の寄せ集めチームである。去年まではサービス=パーク24、食品=東洋水産、印刷=ダイコロ、でチームを組んでいたが、今年は東洋水産が不参加で、エースサポートが加わった。食品がいなくなったけど、チーム名は変わらず。まぁほどよく適当で楽しい大会である。

結果、旭化成を主力とする繊維チームを決勝で倒し、2年ぶりの優勝。僕は予選リーグでの一試合と決勝戦の二試合出場した。結果は一勝一分。予選リーグでの一勝はいいとして、決勝、ポイントを取らなきゃいけない場面で逃げる相手を攻めきれず引き分けてしまった。後半でエースサポートの選手が踏ん張ってくれたおかげでなんとか優勝できたからい良かったものの、展開としては僕の取れなかった一点のせいでチームが負けるところだった。団体戦の面白さと怖さを改めて感じた一日であった。