第339回:年末年始

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29日からパーク24柔道部は休暇期間に入った。会社がお休みの時、僕らのオフィシャルな練習もなくなる。今年は5日の出社まで、およそ一週間のお休みである。

ご存知の通り、柔道にはオフシーズンというものがない。一年中試合があるので、野球やサッカーのように長期の休暇は取れない。だから、数か月かけて怪我を治したり、トレーニングに励んで身体の改造をしたりするのが難しい競技だ。でもだからと言って“ある期間だけ毎週試合がある”ようなシーズンスポーツになったらそれはそれでキツいし怪我が溜まり過ぎるだろうから、現状仕方のないことなのだ。結果、今回のような一週間程度でもまとまった休みが取れるのは、一年に、夏の実業団個人戦が終わった後とこの年末年始の年に2回だけである。

そんな貴重なお休み期間だが、例によって計画性のない僕は、特に大きいイベントを予定するでもなく、多くの時間をノンビリと寮の一室で過ごしている。部屋の大掃除をしたり、溜まっていた勉強や作業をしたり、録っておいたドラマを一気に見たりして。そんな風にダラダラするのに飽きたらラントレやウエイトトレーニングで汗をかいて、ゆっくりお風呂に入ったりするのだ。ほとんどの選手が帰省で地方の実家に帰っているから、今の寮はほぼ貸し切り状態である。誰ともすれ違わないし、周りから生活の音が聞こえない寮は、ちょっと寂しいけれども、これはこれで新鮮で楽しいものである。

都内と呼ぶのはいささか気が引けるけれど、都内にある実家には、気が向いたらちょくちょく帰っているし、両親にもしょっちゅう会っているから、こういう時に特別頑張って帰省はしないのだ。正月には姉とタイミングを合わせて顔を出すつもりである。

心身ともにしっかり充電して、年明けの練習開始から全力で飛ばしていけるよう頑張っていきたい。