第349回:怪我事情
東京選手権で痛めた膝を、試合の3日後の水曜日に掛かりつけのお医者さんに診てもらった。すぐにMRIの予約をして翌日木曜日に精密検査をした。結果は内側靭帯損傷でレベルは2度。最悪の3度=断裂まではいかないけれど、捻挫程度の1度ほど軽くはない2度である。少なくとも2~3週間は安静にしていなさいと診断された。
そのお蔭で、本当だったら13日から18日の日程で行く予定だった広畑での合宿もお休みして寮でお留守番になってしまった。こうなったらもうしばらくはトレーニングに明け暮れるしかない。柔道漬けでなかなかしっかりとトレーニングで追い込めていなかったから、これもまぁ良い機会とポジティブに受け止めて、一人ジム通いの日々を始めた。
しかし膝を使ってはいけないとなると、下半身のトレーニングはほとんど出来ない。安静期間が解除されるまでは走ったり自転車を漕ぐことも出来ない。つまるところ体幹と上半身くらいしか追い込むことが出来ないのである。
ウエイトトレーニングをある程度しっかりすると次第に鍛えた部分がパンパンに張って大きくなってくる。つまり、来る日も来る日も腕回り・胴回り・背中ばっかり鍛えて、下半身は出来るだけ使わない生活をしていると、だんだん上半身ばっかり大きいアンバランスな体型になってくるのだ。しかも、ランニングや自転車漕ぎのような有酸素運動が出来ていない分、少し太ってしまった。まるでアメリカのアニメキャラクター「ジョニー・ブラボー」みたいだ。
そんな生活も一昨日まで。今週27日から少しづつ下半身のトレーニングと有酸素運動を始めた。しっかり鍛えて筋力を取り戻し、バランスの良いカッコ良い身体を手に入れたい。もとい、強い身体を手に入れたい。