第368回:二度目のミスチル①
今月最初の土曜日は、日産スタジアムにMr.Childrenのライブを観に行った。ライブ観賞は人生で二度目だ。ちなみに人生最初のライブはおよそ二年前、今回と全く同じMr.Children@日産スタジアムである。
前回観に行ったときは、実業団個人戦後の解散中だった故、かなり時間に余裕をもって新横浜駅に乗り込み、途中でビール飲んだり、グッズ買ったり、ノンビリ会場入りした。しかし今回は午前中に練習してからの参戦で、小机駅に着いたのがライブ一時間前くらい。この時間になると、まず電車の混み具合が凄くて、菊名駅で横浜線に乗り換えるのが大変だった。2・3本電車をやりすごして、ようやくギュウギュウの車内に身体をねじ込めた。いつもの通勤ラッシュどころの騒ぎじゃない。乗っている人のテンションも通勤ラッシュの比ではない。一方で、ライブに関係なさそうな一部の乗客は、だいぶ機嫌が悪そうだった。こういう異常事態の際に駆り出されるのであろうたくさんの駅員さんが「みなさん、だいたい行先は同じです。慌てないで下さい。」としきりに叫んでいた。そんな異様な光景を前に、暑苦しい車内で僕のテンションも徐々に上がっていった。
人でごった返している小机駅で何とか相棒と合流して、日産スタジアムまで人の流れに身を任せつつ15分くらい歩いた。この日はお天気にも恵まれ(?)、気温は30度を超えていた。普通の人の2~3倍代謝の良い僕が、満員電車で揉みくちゃにされた上、炎天下を歩かされれば、それはもう凄い量の汗である。スタジアムの麓に辿り着く頃には、まるで練習中のように、大粒の汗を顎から滴らせ、Tシャツの上に羽織っていたシャツまでビショビショの状態であった。
スタジアムの外側には例によってライブ関連グッズの販売所がたくさん並んでいた。しかし、どの列も大変な混みようで、平気で1時間以上待つような様子であった。ライブまであと30分ちょいなのに、だ。仕方がないから僕たちはグッズを諦め、さっさと入場口を目指した。確かにTシャツやタオルを買ってハシャぎたい気持ちも分かるけど、肝心の演奏スタート聞き逃すなんて勿体なさ過ぎる。