第400回:新生活①
400回って、まるで運命のようにキリが良いし、なにか引退特集みたいな文章でも考えようか思っていたのだけれど、気が付けば例によって月末で、落ち着いて考える時間がなかったから、それはまたいつかに取っておくとしよう。だから今回は、引退後の僕の生活について簡単に紹介させて頂く。
現役選手を終えて、4月からフルタイムで働いている。朝9時から夕方5時だ。残業はそんなに多くない。どうやらここは超絶ホワイト企業のようだ、と最近気が付き始めている。まぁ僕なんて今の会社でしか働いたことがないから、あまり偉そうなことは言えないのだけれど…。
引退を期に、規則正しく、意識高く、生活していこうと決心した僕は、とりあえず朝6時に起きることにしている。だいたい7時過ぎに起きれば余裕で会社には間に合うから、約1時間早く起きるのだ。そして、その一時間を、トレーニングもしくは勉強に充てると決めた。
朝のトレーニングはもっぱらランニングだ。時間を節約するために、ジムはそれまで加入していた不動前のAnytimeFitnessから、もっと通いやすい西小山についこの間オープンしたFastGymに切り替えた。縮こまった身体をストレッチでしっかりほぐしてから、ちょっと厚着して30分~40分程度走るのだ。
勉強は、仕事に関係する本なんかを読んだり英語をやったりする。学生の頃、退屈で死ぬかと思った課題図書的な本も、いざ実際に働き出してから読んでみると、案外タメになるものだ。今まで気が付かなくてごめんなさい。英語も今は基本的に本を読んでいる。とりあえずグレートギャッツビーを英語で読み切ってみる予定だ。その他にも単語やら、リスニングやらもチラホラ取り入れながら、地道に頑張っていこうと思っている。
そんな朝のささやかな自己啓発活動を終えてから、のんびりシャワーを浴びて髭をそって、簡単にシャツにアイロンをかけて、家の近くの猫に挨拶をして、満員電車に揺られて、会社に行く。朝飯はだいたい会社の最寄り駅の吉野家。一瞬で豚丼の大盛りを掻き込んでから、セブンイレブンの0カロリーソーダを2本買ってオフィスに入る。