第399回:平和カップ

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今月最後の日曜325日、広島で開催された平和カップに出場した。この大会は、大学・実業団・警察などが点取り5人制団体で競う試合である。今年で50回目の開催と歴史があり、非公式戦ながらなかなかレベルが高い。そして決して“平和”とは言えない大会である。

 そして僕にとってこの大会は現役最後の試合だ。もちろんこの後も、実業団団体戦や個人戦に出ることはあるが、しっかりと稽古を積んで、柔道家として出場するのはこれが最後だ。

結果は、準決勝で旭化成に1-1の内容負けで3位。個人的には珍しく4戦全勝。勝ちの内容的には、試合終了ギリギリの技有や、指導差だったり、あまり褒められたものではないけれど、微妙な所で競り勝ったと捉えれば、まぁ悪くはなかったかなぁと思っている。最終的に決勝で旭化成が新日鉄に勝って優勝したことを考えると、何とか準決勝で勝って有終の美を飾りたかったなぁなんて思うところもあるけれど、みんなで精いっぱい頑張った結果に満足している。

最後、チームで礼をして畳を降りる時、やっぱり寂しい気持ちになって、少し長めに頭を下げた。

引退にあたっての、記事はまたここでゆっくり書こうと思っている。その前に生活から柔道がなくなってしまった時、このブログを今後どうしていくのかも考えなくてはいけない。更にその前に、お世話になった人たちに挨拶周りもしなきゃいけないかな。

まだ、これからの生活がどんなものになるのか、想像はしても実感が湧かない。きっとリズムが出来るまでは苦労するだろう。

とりあえずこれからも、挫折を繰り返しながら色んなことに挑戦して、涙がでるような感動や悔しさに溢れた人生を歩んでいきたいと思っている。

 

これからもよろしくお願いします。