第426回:早慶戦

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11月17日土曜日、講道館に柔道の早慶戦を見に行った。チラホラと聞こえてく
る評判によるとほぼ互角とされていた今年の戦いは結局、二人残しで早稲田の勝
利で幕を閉じた。20人対20人の勝ち抜き戦で二人残しだから、僅差と言えなくも
ない。でも負けは負け。反省して少しでも多くのものを次に活かしていかなきゃ
いけない。

試合を見ていて、なんだか世代が変わっちゃったなぁと思った。大学時代に一
緒に練習していた連中が全員卒業しているのは当然だし、実業団現役中に練習し
たことがある後輩もかなり少なくなってきた。だから、誰がどういう選手で、何
を期待して試合を観ればいいいのかが全然分からなかった。観戦に来ているOBの
中に僕の世代の者が少なかったのも、あるいはそういう原因なのかもしれない。
たまには練習に顔を出して選手を知っておくのが、早慶戦を楽しむコツかもしれ
ない。

さて、慶應は今年の負けで5連敗くらいだろうか。この連敗は、早稲田が流石
なのか、慶應が今一つなのか各年によって捉え方は違うけれど、あんまり負けが
続くと、それがクセになってしまうことがある。それが心配だ。そういう意味で、
最近の慶應に足りないのは、「勝ちを知る」といったところだろうか。これ、言
葉にすると簡単そうだけど、実はすごく難しい。だって勝たなきゃいけないんだ
から。かく言う僕も、結局最後まで手に入れられなかった感覚でもある(早慶戦
の勝ち方はちょっと知っていたかもしれないけれど)。来年はどうなることか。
頑張ってほしい。