第428回:フットサルデビュー

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今月初旬、会社の先輩たちに誘ってもらって、フットサルなるものに参加した。道場で、裸足で、柔らかいゴムボールで、やる遊びのミニサッカーゲーム的なものはよくやったけれど、ちゃんとしたコートを借りて、ちゃんとした人数で、ちゃんとしたボールでやる、要するにちゃんとしたフットサルは初めての経験だった。

誘ってくれたのは会社の先輩だけれど、参加していたほとんどは社外の人たちだった。身体だけは立派でいかにもアスリートみたいな恰好をしているくせに、正真正銘素人の僕はかなり緊張した。見かけだけかよ、と言われそうで。誰も気にしていないのに、勝手にビビるこの性格、いつまで経っても治らんものだ。

自分で言うのもなんだけど、運動神経は悪くない方の僕だけど、フットサルはなかなか難しかった。他のサラリーマンに比べればスタミナと体幹だけは圧倒的に勝っている。が、この競技でどこまで接触が許されるのかも分からないし、ケガをさせたら大変だ。とりあえず、ブツかるのだけは避けて、大人しくひたすら走りまくった。

それにやっぱり足技は慣れないと上手くいかないし、インサイドキックで威力が出せない。足払いと蹴りは違うのだと痛感した。何回かチャンス的な場面でボールをもらったものの、結局一回も決めることが出来なかった。ボールと友達になるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

一つ言い訳をさせてもらうと、靴がよくなかった。フットサルシューズなんて当然持っていないから普通のラントレシューズで臨んだのだが、これがひたすら滑る。ダッシュから止まれないし、相手の切り返しにも反応できない。

やっぱりジムでトレーニングするよりもスポーツは楽しいし、どうせやるなら上手くなりたいし、最低限の装備は揃えるべきだろうけど、あまり一度に多趣味になるのも…。悩みどころである。