第429回:老け顔

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最近、実年齢よりも上に見られることが多い。女子じゃあるまいし全然嫌ではないのだけれど、一昔前まではどちらかと言えば幼く見られてきたつもりだから(大いなる勘違いかもしれないが)、いったい何が変わったんだろう、と少し気になっている。昔に比べたら間違いなく痩せて、多少は清潔感も身に付けてきたつもりなのに。

この前、会社の女の子に「藤井さんって27歳だったんですね!タメじゃないですか!」と言われた。「いくつだと思ってたんですか?」って聞いてみると「自分よりはずっと上だと思ってました」と言われた。その会話を聞いていた近くの席の人たちに、「俺、老けてますかね?」と聞いてみると「まぁ27には見えないよね」と言われた。「なんかね、やたら落ち着いているんだよ」と。

掘り下げると、おそらく問題は、顔と言うより、僕の雰囲気やら態度だ。「落ち着いている」とみんなは言うが、つまり「偉そう」なのだ。なるほど、これには思い当たる点が無い訳ではない。内心めちゃくちゃビビッてピヨピヨしてるのに、ハッタリかまして何でもない顔をするのは昔から得意だ。とりあえず柔道を引退した瞬間に顔に生気がなくなったとか、そういう話ではなさそうだから安心だけど、社会で生きていく上で、これは気をつけておくに越したことない。

とは言え、焦りを表に出すのはやはり良いことには思えないから、特段改めるつもりもないのだけれど、あまりフテブテしく見えるのはよろしくない。人間関係って難しい。まぁ上手くやっていこう。