第476回:慶應出稽古
月末になって今月何をしたか考えていたら思い出した。今月の始め、慶應に柔道をしに行った。その数週間前に早慶戦を観て、今の学生たちがどんな練習をしてどんな柔道をしているのか体感したくなったのだと思う。多分。
結論、甚だ生意気で偉そうに聞こえることを承知で言うが、俺、たぶんまだ団体戦でレギュラーになれるんじゃないかな。引退してからはほんとにスタミナがないし、皮膚が弱っているから10本終わった頃には(それでも10本しっかり乗り越えたのはちょっと偉い)何か所かズル向けて血だらけになっていたりはするけれど、現役の頃にチマチマと拘っていた組手で何とか戦えた。パーク24柔道部の練習では嫌と言うほどイジメられて、毎回「もう柔道なんてしない」とスネてしまうけど、大学では「まだ捨てたもんじゃないかも」と、少しだけ自信を取り戻した。
余談だが、慶應の道場に空調が付いていた。そういえば夏に稽古に行った時に工事をしていたような気もする。今回はその恩恵にガッツリあずかって、快適な練習ができた。これなら冬でも時々練習に行こうかな、なんて気にもなる。
来年は、会社の柔道部を引退した連中なんかとチームを組んで、実業団の団体3部とかに出たら面白そうだなぁなんて考えている。最近の密かな野望だ。引退して2年以上経ってもう「ある程度の柔道をしないと恥ずかしい人」ではなくなったと自覚している。それ故プレッシャーもなく趣味の柔道ができるはずと、少しショボい野望である。