第479回:ラグビーデビュー

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体型だけ見ると少し意外に思われるかもしれないけれど、僕はこれまでラグビーという競技とほとんど縁がなかった。高校の体育で1時間くらいボーッとやったことはある気もするが、ちゃんとプレーしたことも、観たことも、友達とラグビーの話をしたことすらなかった。簡単に言えば機会がなかったわけで、流石に日本中がこれだけ沸いたワールドカップに釣られて、初めて真面目に初めから最後まで試合を観た。しかも贅沢なことに、ラグビー経験者の子と一緒に、色々とよく分からないことを教えてもらいながら観ることができた。

観た試合はこの前の日曜日の日本×南アフリカ戦。皆さんご存知の通り、残念ながら日本がカチカチの内容で負けてしまったやつだ。スコットランド戦を観られたら良かったが、仕方ない。

 

ルールを教えてもらって、競技のことが少し分かれば観るべきポイントが分かってくる。観るべきポイントが分かってくれば少しづつ面白くもなってくる。スポーツってだいたいそういうもので、初めてのラグビーを楽しく観ることができた。

 

それでも今回ラグビーを色々と教えてもらいながら、やっぱり柔道って難しいよなぁとも思った。まず決まるのが一瞬だから、素人からしたら何が起きたかを“観れる”ようになるのにけっこう経験が必要だ。次に指導の理由とどうなったらそう見なされるのかを覚えるのに時間がかかる。他にも、捨て身技が分からなかったり、寝技で何が起きているのか分からなかったり、障壁が山積みだ。

僕は、せっかく柔道部を作った弊社の一般社員の方に少しでも柔道を楽しんでもらいたいなぁ、と思っている。だから同じ部署の人たちなんかが試合の応援に来てくれた時は出来る限り近くに行ってあーだこーだとウンチクを垂れている。一柔道家(もと柔道家)として、みんなに応援してもらえる柔道部に、ひいては柔道競技になれるといいな。