第479回:未知との遭遇
正月、久しぶりに青梅の実家に帰省した。そして去年11月に産まれた姪っ子と初めてご対面、ご挨拶と相成った。順調に育っていて今だいたい5.5kgくらいの姪っ子。まだ歯がなくて髪もまばら、聞くところによると目もあまり見えてなく自分の手足も自分のものと認識していないという不思議な生き物だった。僕らには分からない言葉を話し、ジタバタしながら腹が減ったとかオムツが気持ち悪いとか主張しつつ一生懸命生きているようだった。
実を言えば僕は赤ん坊に触れるのが苦手だ。無骨なこの手で触れると壊れてしまいそうで怖いのだ。だから当分は少し距離を置いて、遠くから気長に見守ってやることにしている。
そのうち、僕らにも分かる言葉で生意気なことでも言い出したら徹底的に論破して、受け身が取れるようになったら畳の上でボコボコにして、強い人間に育ててやらないといけない。
またもう少し成長したら、一緒に酒でも飲んで、両親の愚痴でも聞いて、家出でもしてきたら僕の家で匿ってやらないといけない。
将来、彼氏だか旦那みたいなのを連れてきたら、彼女の親父は腕力より頭タイプの人間だから、「親父よりも賢くて、叔父さんより強いヤツじゃなきゃダメだ」とか言ってやればいい。
いずれにせよ、新しい家族の成長を楽しむと同時に、その子に恥じない家族でいられるように僕も頑張らなくてはと思った。
こんな月初めに記事を書いたのは久しぶりだ。これは、今月末が忙しくなる見込みのため、暇な連休に出来ることはやっておこうという思い付きで、今年こそは計画的に記事をアップする、なんて崇高な目標は掲げていないので、ご了承を。