第556回:ワクチン接種2回目

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8月頭、1度目からちょうど1ヶ月後、2度目のワクチン接種をした。もちろん1度目と同様に職域接種で、今となっては割と話題になってしまっているモデルナ製ワクチンだ。

ご存知の通り「2度目は熱が出る」ともっぱらの噂があり、実際僕よりも先に受けた職場の仲間たちも順調に熱を出していた。接種の次の日は休んでも大丈夫なスケジューリングをしておけ、という雰囲気もあった。しかし僕には、自分だけは絶対に熱を出さないと自信があった。根拠はない。体調不良は根本的に精神的なものから来る、という吐き気がするほどおぞましい根性論から、自分だけは大丈夫、と強い気持ちを持っているのだ。

結局、おそらく熱は出た。しかし次の朝にはしっかり治していつも通り仕事をした。熱は出てしまったから、まぁ考えていたほどの圧勝ではなかったものの、次の日に響かせなかったことを考えれば、僕の勝ちと言っていいのではないだろうか。

“おそらく”と言ったのは、熱を測っていないからだ。よく考えたら、僕の家には体温計が無いのだった。現役中は寮に体温計があったし、引退してから熱なんて出したことはないから必要なかったのだ。だから測ってはいないものの、夜11時頃、接種から半日後、「あ、熱だな」と感じた。たぶん38度くらいの熱が出ていたように思う。いちおう風邪クスリを飲んで一晩しっかり寝たら、翌日には元気な自分に戻っていた。いつも通り自転車で出社して、会社に入る前に体温を測ったら36.4度。さすが僕である。

こうなると、例によって他人の痛みの分からない度合が加速する。さすがに仲の良い人に冗談でしか言わないけれど、そして本気で思ってるわけでも無いけれど、「ワクチン打って会社休むなんて、気持ち弱いな」と。