第578回:付き人出張

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4月頭に、例年通り福岡の国際センターで開催予定の柔道大会:選抜体重別選手権に、当社柔道部の付き人として連れて行ってもらえることになった。コロナ禍において、なんだかんだタイミングよく開催されているこの大会、僕は去年に引き続き2年連続で連れて行ってもらうことになる。

当社柔道部はお陰様で、年々選手のレベルが上がってきていて、去年よりもたくさんの選手がこの大会にエントリーされている。しかし相変わらずのコロナ禍で、他組織の柔道部員に付き人を依頼するのは憚られ、当社の選手は当社の人間を付き人に付けなくてはいけない。そうなると当然、部は去年よりも厳しい付き人不足に悩まされることになる。そんな背景もあり、なんと今回の僕は土曜日に女子選手の付き人、日曜日に男子選手の付き人、という二日連続付き人という名誉を頂いた。僕以外の、会社に残っている柔道部OBたちも皆、福岡に行く。言葉とおり、当社柔道部の総力を持って福岡に乗り込むのだ。

さて、付き人という名誉な職務を頂いたわけだが、やはり不安なのは「今の僕に柔道ができるのか?」ということだ。毎度のことながら、「前回道着を着たのはいつだっけ?」状態である。コロナ禍でなければ、月に1~2回は大学や当社の練習に顔を出して、一応忘れない程度のレベルは保っていたいのだが、それが出来ていない。ぶっつけ本番の選手との調整練習で、組み手争いや、軽い乱取りしようものなら、指への深刻なダメージと、身体中が(擦れて)赤くなることは避けられない。つくづく柔道ってのは野蛮なスポーツだぜ。サラリーマンとしての本業に支障がないよう、笑えない怪我だけはしないように気をつけて、自分にできる最大限のサポートをしてこようと思っている。