第577回:周りの目
12月から通い始めている新しいジムで、最近気がついた少し困ったことがある。それは、ランニングやバイクマシーンを仕切っているアクリル板が透明なせいで、走っている最中にiPadで見ている映画や動画やらが横の人に丸見えになってしまうことだ。それまで通っていたジムのアクリル板は磨りガラスだったから、心配なかったのに、施設見学の時には気がつかなかった、細かい短所である。
僕が普段走りながら観るのは、ガッツリCGの怪物が出てくるSFか、ドンパチやり合うアクション映画/ドラマ、またはMr.ChildrenのPVかライブ動画だから、横に観られたところで特に恥ずかしがることはない。しかしたまには違うジャンルのものが観たくなるもので、胸焼けしそうなラブストーリーや、可愛い女の子が出てくるPVなんかを観たりもする。そんな時はどうしたって周りの目が気になってしまう。特にYouTubeで”人気の邦楽PV”なんていうプレイリストを再生していて、AKB48の水着のPVなんかが流れてきた時なんかは、アワワワとなる。おそらくそんなに意識する必要はないんだろうけど、そういう時は仕方がないから”次”ボタンを押して、スキップしている。僕のようなミテクレで、汗だくで観ていても恥ずかしくないジャンルは思ったよりも限られている。
今週からは、最近Netflixで公開されて話題になっている韓国のゾンビドラマを観始めたのだが、そこそこグロテスクなシーンもあって、果たしてこっち系は大丈夫なのだろうか?と心配しながら観ている。窮屈極まりない。横から見えなくなる画面カバーでも買ってやろうか、悩み中だ。