第596回:半世紀へのエントランス(スタジアムver)③

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今まで鑑賞した3回のMr.Childrenのライブは、前回書いた通り予定時刻から数分遅れで開始だったから、今回もおそらくそのパターンだろうなーとぼんやり予定時刻を迎えたら、今回はちゃんとピッタリ開始だった。しかも、当ツアーのそれまでの全公演で共通していた1曲目”Brand new planet”ではなく”終わりなき旅”のスタートだった。Mr.Childrenにさほど詳しくなくてもおそらくだいたいの人が聞いたことのある”終わりなき旅”は、どちらかと言えばトリの方で使われる曲で、それを1曲目に持ってきたのだ。完全に”Brand new planet”の頭になっていた僕は、大音量のギターF♯から始まった時には「ウソ?」と思ったし「1曲目にこれ?」と思ったし「やりやがったぜ!」と思った。思ったというよりおそらく声にも出ていた。今書きながらも少し鳥肌が立つくらい衝撃的なスタートだった。

続く2曲目も”名もなき詩”。3曲目は前回と同じ曲目も、4曲目に”シーソーゲーム”、5曲目に”innocent world”。今までのツアー曲目をまるで無視した豪華な並びに驚きと喜びが止まらなかった。PayPayの時に知らない曲ばかり歌われたことを根に持っていた隣の相方も、「今回はいいぞ〜知ってる曲だぞ〜」とご満悦だった。席は遠かったけれど、ちゃんと立ち上がればステージは目視できた。自分の後ろの人には申し訳ないけれど、身長が高くて本当に良かったと思った。

建てつけとしては、ドーム公演とスタジアム公演で曲目をガラリと変えたようで、ちょうど僕らはドーム公演初日(=ツアー初日)とスタジアム公演の初日を鑑賞し、二回とも大いなるワクワクと良い意味での裏切りを味わうことが出来たことになる。席こそは微妙だったけれど、何とも楽しい時間を本当にありがとうである。