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今回の会場配置は、B1に北面にくっ付いて、そのまま北を背にしたステージ配置。ステージの両脇に1Fの高さまで登れる坂の通路があって、1Fの北側の席の目の前を通るようにグルっと設計されていた。僕が手に入れたチケットは、北西の、2Fの(最上階)、さらに上の方の席。正面から見られないし、距離もなかなかあるし、ステージの手前側は前の席がせり出しているから見えないし、なかなかの悪席だった。その日の全席を良い席順に並べたとして、おそらく下10%くらいにランキングされるくらいだなと思った。ここ数回のライブはなかなか席運に恵まれない。

ほぼ6時半、ライブは予定通りに始まった。最初と最後は４人全員で歌うものの、それ以外は寺岡+歌う人がステージに上がって、それ以外は裏に引っ込むというシステム。出番の多さやスポットライトの当たり具合は、バラエティ番組で言うと、寺岡MC、桜井レギュラーメンバー、はっとり・長谷ゲストという感じ。寺岡さんの次に桜井の出番が多かった。自分としてはありがたい限りであった。お客さんにしても、心なしか桜井ファンが一番多かったと思う。今回のライブTシャツを着ている人より、Mr.Childrenの昔のライブTシャツを着ている人の方が多く、他の出演アーティストのTシャツはほとんど見なかった。

歌ってくれた曲たちについては、大変失礼ながら寺岡さんの歌った曲は１曲も知らなかったけれど、桜井さん=Mr.Children以外のマカロニえんぴつと緑黄色社会は、いわゆる誰でも知っている代表曲を歌ってくれたから、ライブ全体の80%は、ちゃんとノれる歌で楽しかった。昨年の30周年ライブの時に心配した桜井さんの声は、いつもより狭い会場のおかげでしっかり聞こえたけれど、やっぱり若かりし頃の無敵感・安定感はなく「頑張れ！」と応援してしまった。特に今回は若い２人と同じ環境下で歌ったから、どうしたって比べてしまうと、彼・彼女の力強さにはやっぱり少し敵わなかった。逆に言えば若い２人は、ちゃんと上手で美しかった。おかげで、マカロニえんぴつも緑黄色社会もそれまで大して興味がなかったのに、しっかり好きになった。やっぱりライブというのは行ってみるものだ。