第701回:テトリス

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先に言っておくと、今回も中身のある話じゃない。

僕はテトリスが得意だ。そんなにたくさんの人と戦ったことがあるわけではないから(そもそもどれだけの人がテトリスをちゃんとやったことがあるかという疑問もあるが)、井の中の蛙という説もあるけれど、そんじょそこらの人には負けない自信はある。

小学生のころ、ファミリーレストランのレジ横で売っていた、手のひらサイズのゲーム機を買ってもらったのがテトリスとの出会いだ。電卓に毛の生えた程度のチャチなゲーム機だったけれど、中学受験勉強の合間によく遊んでいた。

中学に上がると、当時まだガラケーのゲームとして携帯に入れて通学中や授業の合間に遊んだ。その時に出会った柔道部の先輩が、割とテトリスをやりこんでいて、なかなかの腕前だった。それを見た時に、「なるほどこのレベルまで行けるもんなのか」と気がついてしまった。人間不思議なもので、「できるんだ」と気がつくと一気に成長する。ものの数ヶ月で、そのレベルまでいける人間になっていた。

中学を卒業してからは、遊ぶゲームもどんどん高度化・複雑化していって(とはいえスマブラ・ウイイレ・パワプロあたりだけど)、テトリスなんて化石のようなものをプレイすることはなくなった。

それがちょうど半年くらい前、ふとやってみたくなって、持っているPlayStationにダウンローしてやってみた。やっぱり僕は強かった。これまで電卓みたいなゲーム機とガラケーでしかやったことがないから、ちゃんとしたゲームのコントローラーでやれば、もう早い早い

最初に戻るけれど、周りに「テトリスが強い」という人がいないから試しようがなくて残念だ。求む挑戦者。