第721回:大阪万博
始まってみれば、なんだかんだ盛り上がっているような?やっぱりそこまで盛り上がっていないような?大阪万博。
大阪万博って聞くと、思い出すのは浦沢直樹作の漫画“20世紀少年”だ。映画化もされたから、知っている人も多いと思うけれど、小学生の時に半分ふざけて書いた予言の書が、一つ一つ現実になっていくミステリー作品だ。タイトルの通り、20世紀に少年だった世代の人たちが主人公で、大阪万博が一つの象徴的な出来事として節々に出てくる。僕がまだ青梅の実家に住んでいた小学生〜中学生の頃にあれを読んで、作者が伝えたいことなんて、たぶんほとんど理解できてなかったとは思うけれど、「万博ってなんだか薄気味悪いもの(ところ)」と思った記憶がある。もちろんストーリーはフィクションだし、万博が薄気味悪いなんて偏見も甚だしいということは分かっているのだけれど、その理屈ではない記憶の結びつきみたいのは、ちゃんと僕の中に残っている。幼き頃に脳味噌に入れるものが、いかに重要かという話だ。
そんな薄気味悪い大阪万博だが(冗談です)、僕個人として、全く興味が無いわけではない。SF好きだし。ちょっとだけ未来のものを見たり体験するのは楽しそうだ。けれど、わざわざ大阪まで行くか?と言われると、さらにちゃんと回るなら数日は必要で、仕事の休みを取るか?と言われると、それなりに大きなキッカケがないと行かないかなぁ。少なくとも今のところ具体的な企画なく、もうすぐ来る梅雨から夏にかけてはとてもじゃないけど行きたくないから・・・やっぱり可能性はかなり低いかなぁ。まぁ僕の人生のうちあと1回くらいは日本でやるでしょう!その時にまた・・・