第749回:家を買う

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そういえば、家を買おうと思っている。思っているだけで、住宅ローンが降りるか分からないので、まだ確定の話ではないけれど。山手線、大崎駅近くの中古マンションで、うまく行けば来月のクリスマスくらいの時期から住めたらいいな、という計画。

つい半年くらい前まで、家を買うなんて特に考えていなかった。それがたった数ヶ月でこんな決断に至った。思考のキッカケとしては、今の賃貸に対する補助金が来年でなくなるといったところ。次の住処を、賃貸にするか購入にするか考え始め、毎朝ジムで走りながら、関連する動画を見漁って勉強して、今の自分の立場であれば購入が吉と判断したわけだ。

色々考える中で「賃貸or購入?」にしても、また「どこにどんな物件?」にしても、判断軸は比較的シンプルに二つだと僕は思っていて、“資産性”と“居住性”だ。

資産性は、基本的に金額換算できるものだから、割とどんな人でも同じような計算になる。もちろんリスクがどの程度あるか?によって計算結果は変わってくるが。要は、賃貸で借りた場合と、購入した場合の将来キャッシュフローは、同じ物件であれば誰しも同じ数値で差はない。それに対してローンの金利・人口(その地の住宅需要)見通し・地震等の災害・キャッシュで保有していた時の運用リスクを反映していくのだが、そこで人それぞれに差が出てくる。いずれにせよ、金額ベースで「賃貸or購入」のどちらが良いか、バシッと決まる。

一方、居住性については、言わずもがな人それぞれ。「こういうのが好き」とか「これは譲れない」とかは、人によって違うし、正解はない。なのでなんとも言えない。ただし資産性の観点で考えるなら、ある程度の正解はある。よく言われる、駅近・日当たり・通風・眺望あたりといったあたりだ。

そして、最後にこの資産性と居住性のバランスをどう設定するか、を考えるわけだ。

僕の場合、わかりやすく、資産性重視。居住性についても、先に述べた資産性を重視して考える。個人的なポイントとしては場所くらい。どうしたって職場に近い方がいいから、大崎駅というくらい。要は今後10年くらいかけて、この場所のこの物件の価値が上がっていれば、ないし賃貸した場合と比べて少ないキャッシュアウトに収まっていれば、この決断が成功だった、ということ。

まだ買えてすらいないから、少し気が早いが・・・これからが楽しみで仕方ない。