第87回:柔道からテニスへ

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一昨日から昨日にかけて、またまた同級生の湯河原旅館にお邪魔してしまった。前回行ったのが、東京学生の一週間前だったからちょうど一ヵ月しか経っていない。なかなかのお邪魔っぷりだ。そもそもこのようにオシャレな旅館、俺のような人間 ―― 人二倍飯を食らい、スリッパにはとてもじゃないけど足が入らず、ドスドスうるさく、浸かるたびにお風呂のお湯が120キロ分も溢れてしまうような人間 ―― が泊るようには設計されていないのだ。それなのに、毎度毎度まるで本物のお客さんのように扱ってくれ、とても申し訳ない。とりあえず、出世払いということで許して頂きたい。

夕方には、彼らの知り合いの旅館のテニスコートを貸してもらって、3時間暴れまわった。高校の時はよく、ちょうど柔道場の上にあったテニスコートで練習しているテニス部員に混ざって打たせてもらったものだ。本物のテニス部員の一年生に球拾いなんてさせちゃって。だから全くの未経験者というのでもないが、経験者というには程遠い。しょっちゅう場外ホームランを打っては湯河原の山を下っていくボールに手を振った。球に食らいつくのに走り回ったと言うよりは、球拾いに走り回ったというわけだ。今までテニス部員にどれほど大変なことをさせていたか初めて気が付いて反省したりする。それでもいちおうアスリートの我々は、最後の方には数十回のラリーくらい出来るようになった。藤井が、ちょうどこの前NTCのサウナで見かけた綿織圭選手の脅威的存在になるのは案外近い未来かもしれない、かもしれない、かもしれない。

昨日、遂に尼崎 ( 全日本学生体重別団体 ) の組み合わせが発表された。一回戦は福岡大学。去年の全日本学生を思い出す。何かと縁があるようだ。そう何回も負けるわけにはいかない。チーム一丸となって新しい領域に挑戦していきたい。

今週日曜日9日、日本武道館で全日本学生個人がある。今までやれることはやってきたし、もう調整期間、あとは当日に万全な状態で臨むだけだ。僕は、テニス界に入る前に柔道でトップにならなきゃいかんのです。去年は出ることすら出来なかったこの大会。今年はチャンピオンになる予定なのだ。皆さん、どうか応援よろしくお願いします。

更新:2011-10-08
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳