第91回:尼崎上陸

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29日~30日の二日間、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で全日本学生体重別団体があった。一回戦から相手は福岡大学。向こうの大学に高校からの友達がいたから、試合前に少し話を聞いたんだけど、
「 万が一にも慶應には負けられないから、こっちもベストメンバー出すみたいだよ !」
と言われた。ただでさえ格上の相手だ。それは困ると思って、いちおう
「 えー、別に強いのなんて出さなくていいよ。」
なんて言ってみたけど、どうやら聞き入れられることはなかった。そんなこともあって、結果は4-2、惜敗じゃなくて惨敗だ。なかなかの差を見せつけられた試合であった。組み手にしても、技にしても、試合運びにしても相手の方がずっと上だった。今回のこれをしっかり反省して、これから続いていく大会で活かしていかなきゃいけないなと感じた。

今大会、優勝は東海大学。危ないところもあったけど、これはまぁだいたい順当だったと思う ( 偉そうでごめんなさい )。それよりもビックリしたのが、国士舘がベスト16で、前年度王者の筑波がベスト8で、それぞれ負けてしまったこと。細かいミスが悪い具合に重なったのか、上手く気持ちが作れなかったのか、当事者じゃないから分からない。けど、大盛上りの会場や、喜んだり頭垂れたりしてる選手を見て、これまた当事者じゃないから、凄く面白い試合だった。こんな時にボスなら何て言うか ? 決まってる。
「 強い奴が勝つんじゃない。勝った奴が強いんだ。だーかーらー勝負は面白い !」
全くもってその通りだなー、と痛感した大会でしたとさ。

今週末、11月6日には講道館で残念ながらの二部大会がある。しっかり優勝して一部挑戦権を得て、来年の東京学生団体では好きな挑戦相手校を指名できるように頑張っていきたい。

更新:2011-11-05
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳