第106回:自分なりの成長

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20日から23日まで山梨で全日本合宿があった。練習は山梨学院大学の道場。朝のランニングトレーニングは基本的に大学陸上部の400mトラック、たまに近くの神社の階段。泊まるところは道場からバスで10分くらいの石和温泉健康ランド。いつも通り 「 極控えめに言ってもの凄く充実した 」 4日間だった。いつも通り、ボロボロの筋肉を引きずって、ドロドロになるまで追い込んで、とにかく歯食いしばって走り抜けた。
ただ何もかもが 「 いつも通り 」「 今まで通り 」ではない。シニア強化選手に選んでもらって4ヶ月、やっとこの全日本合宿に良い意味で慣れてきた自分がいる ! 気がする。初めの頃は、合宿3日目あたりから、練習中何かを考えたり工夫したりする余裕なんてなくなって、とにかく乗り切るだけが精一杯だった。それが段々と自分の柔道を意識したり、反省を活かしたり出来るようになってきた。目標がある限りキツいのは当たり前で、その中でどれだけ自分と戦えるのかが勝負なんだ、ってことを感覚的に体が理解してきた。これから先、思っているより、自分が現役でいられる時間は短いかもしれない。最後まで徹底的に自分と戦い抜いて、成長したい。

今回の合宿、本当は25日まで。途中で帰らせてもらったのは、明日25日慶應柔道部としての試合があるから。代が変わって初めての試合だ。兵庫の甲南大学を招いての親善試合のようなもので、その名も 「 慶甲戦 」。早慶戦の兄弟のようなものだ。19人の総当たり点取り戦と、7人戦の2試合。ここ4年間毎年やってきてまだ慶應が勝ったことはない。今年こそはしっかり勝って、慶應のチームとしての良いスタートを切ることができるよう自分の仕事をしてきたいと思っている。みなさん、応援よろしくお願いします。

更新:2012-02-25
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳