第117回:福岡旅行

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先週金曜日11日から今週の月曜日14日まで、福岡へ行っていた。モツ鍋や水炊きや焼き鳥やラーメン等々を食べ尽くす旅。毎年金鷲旗大会に、未成年で、選手として、訪れていた高校時代に比べて、20歳で、補欠として行った今回の旅行は、娯楽としてはなかなか楽しいものだった。しかしそれとは逆に、試合の観戦、これはなかなか悔しいものだった。

その試合とは、土・日曜日に福岡国際センターで行われた 「 全日本選抜体重別選手権 」。階級別の全国トップ選手8人がトーナメントで戦うもの。同じ体重別の全国大会でも、講道館杯以上に密度は濃く、本当の日本一が決まる。特に今年はオリンピック代表選考も含まれている大事な大会だ。
僕はこの大会、2年連続で補欠に甘んじている。誰かが怪我をしたりして辞退でもすればチャンスが巡ってくるんだけど、オリンピックが懸かった試合を簡単に辞退する人なんて当然いない。正直に 「 良いな~ 」 って観客席から指を咥えて観戦した。
各階級のトップ8人なんて、言ってしまえばほとんどシニア・ナショナルの強化選手たち。いつもいつも合宿の度に一緒に練習している人たちだ。苦楽を共にした高校の先輩、同期、後輩たちも出ている。それが悔しい。あと少しなんだけど、一歩前に出て行けない自分を具体的に見せつけられた感じがする。
今年ロンドンオリンピックが終わったら、もう自分たちの世代がトップに立ってこの世界を引っ張る。今年こそは一つ一つのチャンスをものにして、少しでも上にいけるように頑張っていきたい。

更新:2012-05-19
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳