第125回:船釣り

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この前の休日、今度は三浦の海に船釣りに出かけた。
三浦海岸の岸から100mくらいの所に住んでいる相模高校柔道部で仲の良かったひとつ下の後輩とふたり。彼は今いくつかの仕事を掛け持ちして、一人で立派に暮らしているようだ。2年ぶりくらいに会った彼は、キレイに日焼けして真っ黒。海人って感じ。船操縦の免許を取って自分の船も手に入れたが、まだ役所の手続きが完了していないとのことで、今回は地元の漁師さんに4~5人乗りの小さな船を借りて、東京湾に繰り出した。
予報では曇り時々雨。これはちょっと厳しいかな、くらいの気持ちだったけど、いざ行ってみれば文句なしの快晴。海は穏やかで、上半身裸でジリジリと日に焼かれながら、僕ら以外誰もいない海の上にポチャリと糸を垂らした。ところどころに配置されているエサ用イワシ養殖網の上を何やら必死に叫びながら飛び交う頭の悪そうなカモメと、遠くの方をスルスルと滑っていく大きなタンカーの汽笛。二人でユラユラしながら色んなことを話した。すごく平和な昼下がり。上手くいかないことや試験のことなど、しばし忘れて気持ちをリセットした。
すぐそこに夏がきている。必ずまた来よう、そういう場所ができた。

ちなみに戦果は、2時間くらいで、イワシがたくさんと、アジが1匹、キスが2匹。経験者の彼は大物がいなくて不満だったらしいが、僕から言わせれば前回から大した成長で大満足。次こそはマグロでも釣ってやろう。

更新:2012-07-14
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳