第18回:惨敗じゃ

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 今週は朝4時から始まった。日曜日(23日)。待ちに待って、はいなかったけど、東京学生柔道大会 ( 全日本学生東京予選 ) である。ムニャムニャ言いながら始発電車で慶應三田キャンパスの道場に行って、グーグー言いながら打ち込みをした。ウトウトしながら金の玉ねぎを被って、周りを濠で囲った会場に乗り込んだ。日本武道館。

 今回は色々な意味で初めての試合だから、やっぱ緊張するかなー、と思っていたけど、いざ畳に立つと良い気分だった。相手があまり強くなかったということもあるかもしれないけど、久しぶりに楽な感覚でノビノビ試合ができた。まあ、こうでなきゃ慶應に入った意味がないんだけどさ ( 相模時代のプレッシャーは言葉にできないほどだったからね )。

 久しぶりに友達にもたくさん会えて楽しかった。会場では、慶應の道着に、東海のTシャツという今までに無いスペシャルコラボファッションでいたから、色んな人(友達、ライバル、先輩方、先生方)にさんざん突っ込まれた。でも気にしないのである。閉会式前に山下泰裕先生と佐藤宣践先生に挨拶に行くと、「 勉強もしっかりやってるか ? ちゃんと見てるからな ! 」。「 もちろんっすよ、任せて下さい ! 」とはとてもじゃないが言えない。こりゃ中国語ができない、英語ができない、タイピングができない、なんて言っている場合じゃなさそうだ。試合結果としては惨敗だった。誰一人としてアドレスを聞きにこなかった上に、慶應の一部昇格を賭けての二回戦は大東文化大学に2-5で完敗。思った以上に僕のモテ期は先で、東京一部の壁は厚い。敗者復活戦は余裕で勝ち、とりあえず全日本学生には出られる。良かった、良かった。慶應としてはもう一度、一から頑張っていこう。

 来週一週間は焼肉とキムチと海苔を食べに韓国に行ってくる。まあ合宿なんだけど。全日本ジュニアと全韓国ジュニア合同合宿。それで中国語インテンシブの中間テストを受けられない。大変だ。だからそれに値するほど強くなって帰ってきたい。

 ついでに、北朝鮮に撃ち沈められないようにしないとね。

慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳