第22回:ワールドカップ
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ここ最近、世間の一番の話題は何と言ってもワールドカップですね。俺自身はサッカーを見るのが特に好きというわけじゃないんだけど、本気で日本を応援できるからワールドカップは特別。しかし何でこんなにも日本でサッカーは人気なんだろうか。正直言ってしまえば強かないのに。カメルーンに勝ってお祭り騒ぎ、オランダに惜敗で 「 よく頑張った 」。みんな凄ーく優しい。これが柔道だったら、ちゃんと投げろよ、とか、何してんだよ、とか非難の嵐だろうよ。いちいち柔道に結び付けて申し訳ないが、勝つことが当たり前の日本柔道ってなかなか厳しいもんなんです。
カメルーン戦は、学校の課題が切羽詰まっていて見ることができなかったけど、オランダ戦は寮のみんなで仲良く観戦した。一時間半フルで集中してサッカーを見たのは初めてかもしれない。先輩の一人にサッカー経験者がいるから色々と質問した。
「 今のは小外刈りですね?」「 いや、今のは燕返しだよ!」。
なるほど、サッカーも奥が深い。。
また、やたらと根性を大事にして、時にはやせ我慢嵩じて肺炎にもなる柔道家にとって、サッカー選手の審判へのファウルアピールはイラッとくる。受け身も取らずに大袈裟にぶっ飛んで、痛いよーって叫ぶ。柔道だったら間違いなくボコボコにされるタイプだ。
最後に、やっぱりサッカー選手って、下半身に比べて上半身が細いんだね。そのことを指摘すると、「 うん。それは柔道家の岳が、体格の割に頭脳は貧弱っていうのと同じだよ 」 とは言われてないけど、きっとそういうことに違いない。
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳