第140回:メキシコ学生駐在員便り~メキシコシティ・地下鉄~

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メキシコには5回目の滞在だが初めて地下鉄を利用した。全線1回の乗車がたったの3ペソ(1ペソ=約6円なので約18円)でどこまでも行ける。多くの乗客が普通に切符を買って乗車していたがICカードみたいなものがあったので買ってみた。25ペソで10ペソがカード代、15ペソ=5回の乗車分がチャージされているものだ。乗り方は簡単で乗車駅で切符を投入またはICカードをタッチする。それだけだ。乗り換え、下車時には何もしなくて良い。全線3ペソなので乗客の乗車記録を追求する必要は無いのだ。

路線もそれなりにあるとはいえスペイン語が出来なくても何とか乗れるのではないかと思う。本数も昼間にしか乗ったことが無いので朝夕は分からないがどんどん走っている印象だ。

中には物売りの人、音楽家も乗り込んできて華やかだ。昼間でも運賃の安さのせいか常に混んでいる。東京や大阪で電車通勤・通学している人たちにとってはあまり驚きでも無いと思いますし、乗り換えもこなせると思います。

物売りはガムなど食べ物を中心に様々なものを売っていますが一番驚いたのがミニ懐中電灯売りの人でした。1つたったの5ペソでカラフルな懐中電灯をたくさんぶら下げて大声でせっせと売っていました。しかも意外なことに結構売れている様子でした。何に使うのだろうと思いつつ到着した駅に降り立ちました。

メキシコ人の富裕層にとっては地下鉄はちょっぴり敬遠する存在なのかもしれませんが、東京で地下鉄に乗り慣れている私にとっては安全さえ気をつければどこにでも行ける便利な乗り物だと思いました。

更新:2012-12-06
慶應義塾大学 法学部政治学科 井上貴史