第11回:慶應SFC AOを取り巻く現状

慶應SFC AOを取り巻く現状

 
先日の神奈川県の大雨をはさんで、完全に冬と春が入れ替わった気がするほど、あったかくなりましたね。

ほとんど全ての国立大学、私立大学の合格発表も終り、いよいよ2008年度最後の入試、慶應SFC 2008年度9月入学AOの受験を目指して願書を作成しようかな・・・なんて考えている人もでてくるころではないでしょうか?応援しています!

 

SFC AOを取り巻く現状

AO入試に対する誤解や偏見、というより「無知」は大きく、実際にSFCも含めてAO入試がその目的を十二分に果たしきれているかというとそうではありません。

偏差値主義、一般入試主流の高校界、受験界においてSFCという学部自体の認知度さえも低く、ましてやAO入試を知る者はごく一部の人間に限られているといえます。私は高校時代三年間某国立大学を目指していたので、SFCという存在自体知らなかった人の一人でもあります。上京して浪人していたのですが、浪人という立場が嫌になりネットで調べていたところSFCの9月入学用AOに出会いました。

以下SFC AOを取り巻く現状を上げていきます。

 

首都圏の予備校在籍者が合格者の多数を占めている

首都圏の予備校の在籍者が合格者の多数を占めています。これはたしかに、予備校がAO入試の普及に一役買っているということの一つの表れであるとも思います。けれども、AO入試の健全な発展のためには、もっと全国から受験生が集まって欲しいな、というのが本音です。

 

体育会AOチーム

予備校と並んで勢力を発揮しているのが慶應義塾大学の各体育会に設置されている「AOチーム」。彼らは有能な選手を集めるために大会や高校で選手にSFC AO入試を薦めています。ホームページにて募集している部もありますので、是見てみてください。

SFC AO入試はスポーツ推薦入試ではありません。ですので「全国~位」だからと言って無条件で受かるようなことは決してありません。しかしながら、一般的な「受験用の学力」は持ち合わせていないかもしれませんが、スポーツで一流を極めている人は「何かをやりたい」という強い信念をもつ者が多く、AOで合格する要素を十分に持っています。

極端な一般入試及び偏差値主義のせいか、スポーツ選手や芸能人が一流大学に入ることを毛嫌いする日本人がやけに多いように見えますが、「社会的能力」の観点から見れば何らおかしいことはありません。

 

SFCに合格者を輩出する高校とは?

SFC AO入試に比較的多く合格者を輩出している高校は限定されています。おそらく実際に受かった先輩から後輩へとSFC AOについての情報が伝えられ、また後輩は先輩の受かっている姿をみて「自分でもいけるのでは?」と思い受験するのでしょう。

そのため何故か特定の県に合格者が多く見られたりするのも事実です。「大学付属高校」がSFC AOに比較的多数の合格者を排出しているのも一つの面白い特徴です。実際に大学付属高の人へインタビューしたところ、付属高は大学が上についているため、自由な校風、カリキュラムによりAO的な能力がつきやすい。とのこと。

AO入試が理想とする高校体制は大学付属高校にみることができるのかもしれません。
 


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