第70回:慶應SFC AO入試9月入学対策4

9月入試についてふみこんで説明していきます。

 

受験者数・合格者数は?

4月に比べてとても少なく、2007年度は総合・環境あわせて77人、合格者数は15人となっています。

ただ、9月入学に対する認識が、一般的になってくるにつれ、受験者数及び合格者数は増えてくるかもしれません。

 

9月入学の人の卒業はいつ?

9月入学で、卒業は4年後の9月です。大学の入学式といったら、大きな講堂で盛大に行われるイメージですが、9月入学の場合、やや小さな部屋でとりおこなわれます。私もよく知りませんが、9月の卒業式は、半年留年してしまった人と一緒に卒業のため、やや規模は大きくなるかもしれません(笑)。

 

9月入学の人の就職活動はいつ?

就職活動の時期は基本的に4年の秋(9月入学であるので4年の春まで学校があります)で、一つ下の代、すなわち2007年度9月入学の私は、2008年度4月入学の学生と同じ時期に就職活動となります。

9月に卒業するので、半年間は学校も何もない状態があり、社会人が始まるといった感じです。ただ、以下に説明する3年半早期卒業により、1年就職の時期を早めることも可能です。

 

3年半早期卒業について

SFCには特別な条件を満たすと、3年半での卒業が可能となる制度があります。具体的にはTOEFLのスコアや成績、卒業プロジェクトの出来が評価対象ですが、詳しくはこちら(http://www.sfc.keio.ac.jp/pmei/
curriculum/others.html
)を読んでみてください。

就職を考えている人にとっては、就職活動の時期にも必死に学校に出てこなければなりませんので、やや厳しいものとなるかもしれません。

 

9月入学のメンバーについて

9月入学でSFCに入ってくるメンバーは、総合、環境合わせて私のような国内AO組が20名ほど、帰国子女が10名ほど、慶應NY高校からの内部進学者が20名ほどとなっています。

1,000人ほど入ってくる4月入学に比べて非常に少ないため、また体育なども少人数で一緒に行うために、結束が強く、仲も大変良いのが特徴です。

私たちのような国内AO組は、慶應NY高校からの内部進学者の雰囲気を見て、距離を置いてしまい、初めは壁ができてしまいがちなのですが、次第に打ち解けていきます。

 

一般入試との両立について

9月入学用AO入試はその時期が恐ろしく早いため、逆に負担はあまりない入試となります。

特に、2008年度からの書類内容削減により、非常に出願しやすくなりました。あまりAO的な活動をしてこなかった人も「受かったらラッキー」程度で出願してみるのも良いかもしれません。

ただ、たった2000字の志望理由書と自由記述だけですが、大抵の受験生に直前1週間は一日準備にかかりきりになり、なんとなく一般の勉強の時間も心がそわそわしてしまう傾向があるようです。

AOに100%はありませんので、ここで言うのもおかしいかもしれませんが、基本的に一般入試で合格できる余裕はもっておきましょう。

受験生の中には、「一般受験に全力を注げず落ちる・・・」と思ってしまう人もおられるかもしれませんが、9月AOを受けて支障が出る一般入試の学習プランは一度見直す必要があります。 

私の場合は、世界史や日本史などの暗記科目は現役時代一度覚え尽くしており、数学や国語はある程度点数がとれていたので、AOを出願する6月ころは英語だけをやっていました。

AOでの実績になるかな、と思ってTOEICも受験したのですが、リスニングで滑って結局出願書類には書きませんでしたが(笑)

次回に続きます

              


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