第93回:II期の出願について2
2期の出願が間近となりました。Ⅰ期に出願できず、じっくりと時間をかけて取り組んだ人。1期1次で落ちてしまい、修正を加えた人。Ⅰ期面接で失敗しリベンジを急遽図ろうと思い立った。おそらく色々な人がいると思います。
前回「こういった人はⅡ期に出願すべきではない」というものをお伝えしました。今回は逆に「こういった人がⅡ期に出願すべきである」ということを述べていきます。
基本的には誰でも出願してみる価値はある
AO入試は定まった評価軸が存在しないため、確かに実績による有利、不利はありますが誰でも合格する可能性はあります。そのため、基本的には誰でも出願してみる価値はあります。ただ、前回述べた「こういった人が2期に出願するべきではない」といったケースに当てはまらないように、あくまでも「AO入試頼み」「書類作成を地道に努力すればAOはいつか突破できる」という姿勢はもたないようにすることが大前提です。
過去の活動・実績についてほぼ無視していた人
全国レベルの実績以外はあまり関係ないと思い、自分がこれまで行ってきた活動には触れず、SFCでの学習計画、研究計画の立案に終始していまっている人がたまにみられます。実際に合格している人の中で、全国レベルの実績を収めている人はあまりおらず、むしろ生徒会やボランティアなど、些細な活動を積み重ねて実績としている人も多々いるので、もう一度自分が行ってきた活動を振り返ってみてください。
過去の活動・実績が深められていなかった人
SFCのAO入試に限らず、他大学のAOや就職活動などにおいて口をそろえて言われるのは「大切なのは、単なる活動を行った、実績を残したということではなく、如何に自分がその活動に取り組んできたかである」ということ。華々しい実績を残していたとしても、その実績が、自分の努力や工夫の積み重ねによって成し遂げられたものであることを証明していなければあまり審査官は評価してくれません。特に、自分が行ってきた活動が「親の影響でやらされたもの」と感じられた時、どんなに素晴らしい実績も審査官にとっては魅力のないものに映ってしまいます。できれば志望理由書に、これまでの活動を進めていく中で、自分自身は内面ではどう感じていたのか、どう能動的に進めようとしてきたのか、他の受験生が書かないようなオリジナルな言葉で表現してみてください。
面接でアドバイスをもらった人
ごくたまにいるのですが、面接において「こうすれば良かった」と面接官からアドバイスをもらう人もみられます。その場合もアドバイスを受け入れて再出願してみると良いでしょう。ただ、あくまでもその場の教員の1アドバイスでしかないので、過度に期待はせず、他の受験生と同じ土俵での勝負だということは忘れないようにしましょう。
Ⅰ期とⅡ期の出願の間に新たな実績ができた人
活動実績は増えれば増えるほど、評価の対象となるので、新たに実績が加えられた人は是非それを推して再チャレンジしてみる価値はあります。その際、Ⅰ期の出願→実績獲得→Ⅱ期の出願といった時間軸の変化が文章にも表れると、面白い印象を与えることができるかもしれません。
今回は以上です。出願間近のこの時期は、どの受験生も虚無感におそわれ、マイナス思考ばかり働いているものです。特にずっと部屋にこもっていると頭も閉じこもり、自分を冷静に見つめられなくなるので、タイミングよく外でリフレッシュするようにしてください。
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