第3回:SILSのAO入試(9月入試)
SILS徒然コラム第三回目は、SILSのAO入試について簡単に説明をします。
AO入試はAdmissions Officeの略です。慶応大学やMARCHも取り入れている新しい入試形式です。SILSの場合、4月入試と9月入試の二通りに分かれます。まず9月入試について説明をしたいと思います。
9月入試は、9月までに卒業予定の人(今年2009年度の場合は、2009年9月20日までに卒業予定)あるいは卒業している人を対象としています。だいたい、100人前後を募集しており、国内の高校出身でも国外の高校出身でも、区別されることなく一緒に受けます。願書の提出は前期と後期に分かれているのですが、前期後期両方を通して一度しか出願できません。試験の方法は一次試験:書類選考 通過したら、二次試験:面接です。この面接は英語で行われます。9月入試は、海外の高校卒業(国籍問わず)の人が多いようです。その分、受験する学生の英語力も高いのが特徴です。とは言っても、英語力がネイティブの人並みでなければ受からないというわけではなく、ネイティブ以外の学生も合格しています。
さて、まず書類選考を通過しなければ、面接も受けられないわけですから、書類はとても重要だということになってきます。提出しなければならない書類は、
・Application Formと呼ばれる願書
・英語で書かれた1000words前後の志望理由書
・大学入学資格を証明できる書類、成績に関する書類
・大学統一試験の証明(国によって異なります。日本人でセンター入試の点数が提出できない場合は、SAT Iを提出します。)
・英語能力試験の成績(TOEFL iBT/CBT/PBT, TOEIC, IELTS, GEPT,英検)
・SILSへの留学費用と生活費を支払う能力があることを証明できる書類(計画書、残高証明書、経費支弁書)です。日本以外の国籍を有している人は在留資格認定証明書交付申請関係書類が上記の他に必要となります。入試要項の方に、より細かく情報が載っているので確認して下さい。
注意事項:Application formに自分の活動記録や受けた賞を記入する時は、それを証明する書類をコピーまたは原本で提出しなければなりません。証明する書類がないと、認めてもらえません。また、英語能力試験でTOEFL PBTも有効です。しかし、最近はPBTよりもiBTの方が試験数が多いので、なるべくiBTを受けるようにした方がいいと思います。
次回は4月入試について説明をしていきます。