第6回:志望理由書(1)

 こんにちは。SILS 徒然コラム第六回目は志望理由書の書き方について、です。志望理由書はSILSのAO入試の中で重要なキーとなります。

 SILSの志望理由書の指示はWrite an essay in English of around 1,000 words explaining why you wish to enter the School of International Liberal Studies. You should use your personal experience as the basis for your essay. Please feel free to describe not only what you hope to gain from studying at SILS, but also how you hope to contribute to SILS as an international community.(早稲田大学国際教養学部ホームページ、入試要項AO入試4月国内より抜粋)

 4月国外と9月入試の指示は、英文が異なるものの内容は同じです。1,000wordsで英語のエッセイを書かなければなりません。指示文の通り、自分の体験談をもとに何故SILSに入りたいか、を書きます。エッセイの構造は指定がないため、人それぞれ異なります。エッセイの中で書くべきポイントはいくつかあります。自分の体験談、将来の夢もしくは学びたい学問、そしてSILSに入りたい理由、どのように自分がSILSに貢献できるか、です。参考までに私のエッセイの構造を紹介したいと思います。流れとしては、l・自分のエッセイのポイントを簡潔に書く(Introduction)→自分の体験談→自分の将来の夢→SILSで学びたい分野と理由→どのように貢献できるかとしました。

 1,000wordsというと結構な分量です。一体、いつぐらいを目安に書きはじめればいいの?急がなくても平気なのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。早い人は4 月から、トピックを決めはじめます。私は6月に国内入試を受けようと思っていて、6月末から7月にかけて志望理由書を書き始めたので開始時期は遅い方だったと思います。一日にどれほど時間が取れるかにもよりますが、遅くとも6月には始めることを勧めます。エッセイを書くためには、自分の体験談を掘り起こし、トピックを決めます。アウトライン(エッセイの骨組み)を書き、そのアウトラインに従ってエッセイを書いていきます。私は合計20”30回ほどエッセイを書き直しました。最初に書いた原稿と、最後に提出する原稿は大きく異なる場合もあります。何よりもエッセイを自分の納得がいくものに仕上げていくことが大切です。できるだけ直して満足のいくものにしましょう。

 今回は志望理由書の書き方について紹介しました。次回も引き続き志望理由書の書き方を紹介したいと思います。

早稲田大学 国際教養学部 小林 綾