第7回:志望理由書(2)

未分類

 こんにちは。サークル活動や授業などで慌ただしくも充実した大学生活を送っている小林です。SILS徒然コラム第七回目は、前回に引き続き志望理由書について説明をしたいと思います。

 ここでは、志望理由書を書く際に気をつけるべきポイントが三つあるので紹介したいと思います。一つ目のポイントは一貫性です。体験談、将来、志望理由全てにおいて共通点を持たせましょう。例えば、エコツーリズムが重要なキーワードの場合は、エコツーリズムを体験し、将来的にはエコツーリズムに関わる仕事をしたいと思い、SILSで語学と環境学を学びたい、といったように一貫性を持たせます。一貫性があると、相手が読みやすいということばかりではなく、いかにそのトピックに興味を抱いているか、考えているかということも伝わります。

 二つ目は論理的な文章です。英文では論理的に書くということがとても重要です。極端な例ではありますが、エコツーリズムを体験し、作家になりたい為、SILSでビジネスを学ぶ、といったように一貫性がなく論理的でない文章は好まれません。論理の飛躍がないように注意しましょう。

 三つ目のポイントは、英語で書くため、英文のルールを守ることです。英文のルールとは、トピックセンテンス(段落のメインポイント)があること、一つの段落には一つの考えのみを書くこと、文語体の言い回しや文法を使用すること、同じ単語をなるべく繰り返さない、構造がしっかりしていること、などです。構造についてですが、英語のエッセイでは普通introductory paragraph(エッセイの要約、紹介文)という段落をエッセイの冒頭に書きます。私は自分のエッセイの場合にはintroductory paragraphは必要だろう、と思ったのでつけました。しかし、他の合格者の方のエッセイにはついてない場合も多くありました。実際、エッセイの構造が複雑でない場合は、文字数の関係もありintroductory paragraphは必要でないこともあるようです。最低限のルールは守りつつ、自分なりに判断し構造を組み立てましょう。

 今回は志望理由書を書く際に、気をつけるべきポイントについてでした。次回は、私が志望理由書を書く際に実際に行ったこととアドバイスについて書きたいと思います。

早稲田大学 国際教養学部 小林 綾