第8回:志望理由書(3)

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 こんにちは。もうすぐ野球の早慶戦です!今から応援が楽しみです。さて、SILS徒然コラム第八回目は志望理由書を書く際に私が実際に行ったこととアドバイスを書きたいと思います。

 志望理由書を書くためのプロセスは大体、トピック決め→リサーチ→アウトラインの作成→一通りエッセイを書く→推敲を重ねる→完成となっていると思います。

 この中で一番私が苦労したポイントはリサーチです。リサーチは時間がかかりますし、情報の集め方がわからなければ苦労します。ここでは、私と友人、知人の体験談を紹介しますので、参考にしてみて下さい。私はまずインターネットを利用してトピック(私の場合はecotourism)について調べました。ウィキペディアなどでecotourismの定義など大体のイメージをつかんでから、信用できる機関(大学や機関のホームページ)などで多くの情報を得ました。また、自分がSILSで受けたい授業をシラバス検索して、この授業を受けたい!と思った教授の本を読みました。トピックのみならず、自分の体験談に必要な情報も確認の為、調べ直しました。例えば、大会に参加したら、大会の説明、日程、そして規模を調べ直します。友人は本やインターネットによるリサーチに加え、興味のあるNGOや機関を休み中に訪ねて情報を収集していました。

 次に推敲する際のポイントについてお話しします。私が推敲の際に大切だと感じたことは、たった一人ではなく多くの人に目を通してもらうということです。そうすると、自分では気づかなかった欠点などが多く見つかります。私は、高校の先生方、塾の先生方、そして親からもアドバイスを受けるようにしました。アドバイスを多くもらうことで、なるべく論理的にわかりやすく、また面白い志望理由書にしていくことができます。しかし、一つ問題が生じます。それは多くの異なるアドバイスを受けると、その中のいくつかは矛盾する、ということです。その時にどちらのアドバイスを参考にするか、を決めるのはとても難しいですが、「自分の好み」を判断基準にすると良いと思います。私は異なるアドバイスがあると、自分が納得できるアドバイスを優先しました。志望理由書を書いているのは自分です。自分自身が気に入っていて自信を持てるものにしましょう。

 最後に、志望理由書はとても重要なエッセイです。1,000wordsで自分のアピールポイントとSILSへ行きたい理由を述べるのは難しいですが、大学がこの人に来てもらいたい!と思ってもらえるようなエッセイに仕上がるように、頑張って書きましょう!

 今回で志望理由書については終わります。次回はSILSの4月国内入試の筆記試験についてです。

早稲田大学国際教養学部 小林 綾