第102回:犬ぞり in イエローナイフ

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 こんにちは。Reading Breakという一週間程度の春休みを終えて、現在中間試験まっただ中です。カナダの大学ではあちらこちらでこのSpring BreakないしReading Breakがあります。Readingとついているだけあって、単なる遊びのための休みではないのでしょうが、束の間の休息は嬉しいものです。

 さて、今回は冬休みに訪れたオーロラ鑑賞旅行について書きたいと思います。今さらですが、春休み中に同じところへ行ってきた人と話をしていて、色々と思い出すことがあり、せっかくなのでここに記そうと思います。

 冬休み、私は友人たちとイエローナイフという町へ行ってきました。カナダには全部で3つの準州(Territory)があります。イエローナイフはノースウェスト準州の州都で、バンクーバーより北東に位置しているため冬場は”30℃までになります。そんな極寒の地にわざわざ12月に行ったのは、オーロラを見るためです。日本人に有名な地のようで、現地のカナダ人よりも日本人の観光客の方が多いようです。ルームメートたちにもイエローナイフになんで行くの?と聞かれたりしました。オーロラが見たくて、というと「あ0考えた事もなかった」と言われました。オーロラへの憧れは日本人の方が強いようです。

 イエローナイフはとても小さい町で全てが徒歩圏内です。さすがに”20℃から30℃なので買い物できるスーパーなどは全て一カ所に集中していました。昼間は町で出来る事は特にないので、ツアーで申し込んだ犬ぞりを体験してきました。

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 バスで犬ぞりの場所へ向かいます。そこまでの道はアイスロードという湖が凍結してできた冬だけ渡ることのできる道です。湖の凍った上をバスで行く、なんて怖そうですが、イエローナイフは北極圏。氷の厚みが十分なほどあるそうです。

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 目的地へ着くと、犬たちが盛んにないています。寒くないのかと思いきや、走っているときはむしろ暑いくらいで雪を食べたりするそうです。犬ぞりのときは、頬や鼻が凍傷になりやすいので気をつけてくださいね、と説明された私たち人間とは全然違うんですね。”20℃以下の中をあんな毛だけで寒くないなんてすごい。犬ぞりは15分程度なのですが、犬の走りの早いこと早いこと。こんなスピードなんだ!と驚くことばかりです。昔は犬ぞりで森の中をパトロールをしていたそうです。長くなってしまうので、このことについては次回紹介したいと思います。では、また来週。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾