第103回:犬ぞり in イエローナイフ 2

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 こんにちは。現在、バンクーバーの天気は不安定で雪が降ったと思えば、晴れて雪を溶かしたり、と天気予報も当てにならないほどです。

 さて、今回は前回に引き続き犬ぞりとオーロラ鑑賞について紹介したいと思います。

 犬ぞりは、昔はパトロールの際におこなわれていたそうです。もしこんなスピードで進んでいたらいろいろなものを見落としてしまいそうだな、というほど早いのですが、パトロールするほどはよほど視力と洞察力が良いのでしょうか。私ならうっかりいろいろなものを見落とすこと間違いなしです。

 現在、犬ぞりは主に観光用。ということで、道はある程度整備されています。木が切ってあって、視界良好。しかし、昔はうっそうと茂る森の中を行くわけですからとても危険です。そこで重要なのが進むべき路を決める先頭の犬二頭。犬たちの中から賢い判断力に優れた二頭を選び、先頭に据えるそうです。言われてみると確かに知的な顔立ちのような気がしてしまいます。観光業の一つとして人気の犬ぞりですが、Whistlerという有名なスキー場で、去年オリンピックのために用意された犬ぞり用の犬たちが処分されていた、という悲しいニュースがありました。商業目的で集められた動物が、維持できなくなったからと殺される。ひどい話です。Facebookや動物保護団体で反対運動が繰り広げられていましたが、結局100頭ほど処分されてしまったようです。

 オーロラ鑑賞についても書きたかったのですが、次回紹介したいと思います。来週は再び試験です!が、授業もあと一ヶ月。残りの時間を惜しみながら、がんばりたいと思います。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾