第106回:大地震2

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 こんにちは。地震直後にアップされた記事が、日本の状況に合っていなかった、という指摘をいただきました。時差の関係で、記事を送るタイミングとニュースのタイミングが合わず、申し訳ありませんでした。

 さて、今回は引き続きこちらカナダの大学での日本人学生によるボランティア活動について紹介したいと思います。地震後一週間、UStreamやyoutubeなどの動画サイトでニュースを極力見るようにしていました。しかし、見れば見るほどにカナダと日本がいかに遠いのかがはっきりするばかりです。距離だけでなく、時差、そして放送される内容による温度差を感じてしまいます。

 前回書いた記事では、寄付金を募っている、と書きました。それに加え、ドーナッツやケーキを販売し、売り上げを募金するbaking sale、そして火曜日には寮で大規模な「ジャパン・ナイト」というイベントを行い、食べ物を無料で配布し、気持ち代として募金箱にお金を入れてもらったり、フリーマーケットを開く予定です。現在、ペーパーや試験が重なり、学業面でも忙しい時期ですが、時間をできるだけ見つけて積極的に参加するようにしています。他の日本人学生の多くも空いている時間をほぼボランティアにつぎ込んでいて、そのエネルギーにすごいと関心しています。

 早稲田では、授業が4月からではなく5月のゴールデンウィーク以降からと変更になったそうです。国際教養学部では学生が留学で各地に散らばっていることもあり、facebookやメール上で安否の確認が頻繁に行われています。特に海外から日本に来た留学生は留学が中止になったり、本国の親の元へと帰省している人が多いようです。海外政府も日本在住の人にはなるべく本国に帰ってくるように呼びかけている、と聞きました。

 とりあえず、少しでもこちらにいる間にできることをしたいと思います。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾