第107回:A Night for Japan

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 こんにちは。バンクーバーの日照時間が一日の半分以上になりました。今日は晴れていて、試験も終わって、最高の気分です。……ペーパーの締め切りが迫っていること以外は。今日あった試験は、聴き馴染みがないと思いますが、言語人類学といいます。社会言語学と研究する分野が重なるのですが、音楽と言語、手話、言語習得など幅広く勉強することが出来てとても面白いです。授業形態が普通の授業と異なっていて面白かったので、また今度紹介したいと思います。

 さて、先日大学の寮で大規模な日本の現状を知ってもらい、募金をしてもらうためのイベントが行われました。私のいる大学には、日本人が多いので大掛かりなイベントを準備することが可能です。フリーマーケット、抹茶ミルク、スターバックスや大学付近から提供してもらった食べ物を売っていきました。「売る」というよりは、「気持ちの分だけ募金してください」と売っていったのですが、どこの場所も盛況で大勢の人が来てくれました。フリーマーケットを手伝わせてもらったのですが、服や食べ物がたくさん集まり、一回で売り切れなかったので二回目が開催されるほど集まりました。

 カナダと日本は離れていて、日本の厳しい現状ばかりを見ていると、自分にできることを少しでもしよう、という気持ちになります。離れているというのは寂しいことですが、海外にいる分日本人としてのやるべきことが明確になる気がします。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾