第109回:ブロックパーティ

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 こんにちは。授業が全て終わったその日、7ヶ月間カナダにいて一番といってもいいほどびっくりするものを見てしまいました。授業に来る前から酔っぱらっている学生です。最後の日ということで、朝から飲んでいたらしく昼にはもうすっかり出来上がっている様子。そして、「酔ってないよ~」と言いながら授業に入って来る学生。教授の反応は、と思って前を向くと、なんと、笑っています。しかもとても微笑ましそうに。……すごい。これがカナダの大学の一年間の締めくくり方?!と空いた口が塞がりません。

 さらには、Block PartyというDJが来て大音量で音楽をがんがん流しながら、ビールガーデンでビールを飲むというイベントが大学内に設置されていました。どうやら、年初めと終わりにあるらしく、晴れていたこともあって大勢の人が音楽と酔いに身をまかせて楽しんでいました。ちなみに、寮の部屋にまで聞こえるくらいの大音量でした。

 ルームメートは昼の11時から飲んでいたようで、3時からはBlock Partyへ行っていました。なんてタフなんだろう。パーティーでは警備員が何人もいて、不審な人はいないかチェックしていました。うっかりすると、大麻をすっている人がいるようなので、チェックはとても厳しいです。そして、ビールには長蛇の列が。ビールはトラック一台分が来ていたようで、それも日が暮れる前には空になっていました。友人と行ったのですが、野外クラブのような感じで授業最終日にはふさわしい盛り上がりようでした。日本の大学でもあるのかな……。

 学生がこれだけ弾けるということは、課題の分量、授業の大変さから来る達成感と開放感なんだろうな。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾