第15回:芸術についての授業

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 こんにちは。期末試験もそろそろ・・・。少し焦り始めた小林です。

 さて、前回は言語学の授業について紹介しました。SILS徒然コラム15回目は、芸術についての授業を紹介したいと思います。

 SILSには、いくつかの芸術に関連する授業があります。例えば、入門科目だけでも文学、西洋美術の歴史を学ぶ授業、建築学など多岐に渡り授業が設けられています。私が今学期取っている授業はIntroduction to Artsという文学も、音楽も、美術も、演劇も全てカバーしている授業です。これは、一つの芸術形体に特化しているわけではなく、毎授業テーマが変わっていきます。さらに、講義をして下さる教授も授業ごとに異なります。それぞれの分野を専門としている教授が来て下さるため、面白い話を聞くことができるオムニバス形式の授業です。

 面白いと思った授業の一例は、cultureについてです。これは、実際に舞台監督であり演劇を研究している教授が授業を行ってくださいました。この教授は、演劇における西洋文化と東洋文化の融合を目指している方です。講義中に、浮世絵と印象派の関係性について学びました。面白いことに、浮世絵は印象派が生まれるきっかけとなるほど大きな影響力を持っていたそうです。印象派の代表画家であるゴッホ、ルノワール、モネらは多彩な色づかいやアンバランスな構図を浮世絵から学んだそうです。特に、ゴッホは日本の浮世絵に強く惹かれ、手紙の中でよく浮世絵、日本人の美の感覚について語っていたそうです。これらの浮世絵の影響はジャポニスムとして知られています。ジャポニスムを知っている方もいると思いますが、西洋美術も浮世絵画家に影響を与えたのをご存知ですか。それは遠近法です。日本人画家達は、西洋の立体的に見せる方法をまねて、独自に日本画を成長させていったようです。明治維新以降、西洋化/欧米化が進んだ、と言われているように、西洋の文化ばかりが日本に入ってきているような気がしますが、日本にも誇るべき文化はちゃんとありますよね。

 この他にもポップミュージックの歴史、特にThe Beatlesについての授業や、映画がいかに他の芸術形体と異なっているか、という映画についての授業、源氏物語や俳句などの日本文学、三国志の中国文学の講義もありました。教授それぞれの授業スタイルが異なりますし、内容も毎回変わるので、飽きることなく、わくわくしながら受講し続けられる授業です。

 今回はIntroduction to Artsという授業について紹介しました。次回は、一つの講義に特化してではなく、オープン科目という早稲田にある特殊なシステムについて紹介します。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾